校長あいさつ

 井ノ口小学校は、明治4年12月に私立学校の誠成館という校名で開校し、明治6年6月に、学制に基づき、井ノ口村米倉寺に設置されました。明治8年に本校を比奈窪に移し、校名を数回変更後、昭和48年に、町の条例により中井町立井ノ口小学校となり、今日に至っています。

 今年は例年よりもグラウンドの桜の開花が遅く、4月5日の入学式に合わせるかのように淡いピンク色の桜が満開となりました。満開の桜のなか、26名の新1年生を迎え、全校児童181名で令和6年度をスタートしました。昨年度の今頃は、まだコロナが第5類ではなかったため、感染対策や教育活動に制限がありましたが、今年度は、年度当初からコロナによる教育活動などの制限もなく、子どもたちがのびのびといろいろな活動に取り組めそうです。
 令和6年度の学校の教育目標は、これまでと同様に「自ら学び、共に考え、行動する子ども」とし、その目標を達成するためのめざす子どもの姿も、引き続き「しっかり聞く子」「じっくり考える子」「はっきり話す子」「進んで運動する子」「力を合わせて活動する子」の5つとしました。5つのめざす子どもの姿には、人や自分、心、体、人とのかかわりを大切にするという思いが込められています。 
 合言葉も、昨年度と同じ「みんながつながって、あったかい学校に!」としました。ですが、言葉は同じでも、その言葉に込めた思いは昨年度のつながりよりもさらに大きく踏み込み、子どもたちがいろいろなかたちでつながり、コロナでなかなかできなかった活動などをとおして、学校を創っていく風土を築いていけたらと考えています。さらに保護者や地域の方々ともこれまで以上につながっていけたらと考えています。
 令和6年度は、合言葉の中の「つながって」を特に意識し、みんながつながって、みんなであったかい学校を創っていきながら、学校の教育目標に迫れたらと思っています。今年度も、どうぞよろしくお願いします。

                               令和6年4月
                               校長 加藤 彰吾

更新日:2024年04月17日 13:45:16