校長あいさつ
井ノ口小学校は、明治4年12月に私立学校の誠成館という校名で開校し、明治6年6月に、学制に基づき、井ノ口村米倉寺に設置されました。明治8年に本校を比奈窪に移し、校名を数回変更後、昭和48年に、町の条例により中井町立井ノ口小学校となり、今日に至っています。
令和5年度より、コロナウイルス感染症の感染防止対策が緩和され、学校生活において、マスクの着用が個人の判断になったり、授業などの活動もコロナ前の活動にほぼ近いかたちになったりするなど、子どもたちが生き生きと学校生活を送れるようになりました。教室等の換気や手洗い、うがいなどの基本的な感染防止対策は今後も継続されますが、これから子どもたちの生活も少しずつ変わっていくように思います。
さて、4月6日、井ノ口小学校は27名の新入生を迎え、全校児童195名で令和5年度をスタートさせました。学校教育目標は引き続き「自ら学び、共に考え、行動する子ども」とし、その目標を達成するためのめざす子どもの姿は、「しっかり聞く子」「じっくり考える子」「はっきり話す子」「進んで運動する子」「力を合わせて活動する子」の5つとしました。この学校教育目標と5つのめざす子どもの姿は、今の井ノ口小学校の子どもたちの状況から、これからの子どもたちの成長に向けてめざすもの、日常で大切にすることが具体的で、子どもたちや保護者、地域の方々にもわかりやすくなっています。
また、今年度の合言葉は、「みんながつながって、あったかい学校に!」としました。昨年度、新たな取り組みとして、子どもたちが主体で企画、運営による「井ノ口フェスタ」を11月に開催し、同級生の横のつながり、学年を越えた縦のつながり、子どもたちと先生方とのつながりなど、たくさんのつながりを深めることができました。そのつながりが子どもたちの自信となり、昨年度の後半はいろいろな活動にも活かされたように感じました。さらには、中井町でコミュニティ・スクールも昨年度からスタートし、学校や保護者、地域、関係機関とのつながりがより太くなりました。昨年度のいろいろなつながりを令和5年度はさらに太く深いものにし、皆様とともにもっとあったかい学校にできたらいいなという願いを合言葉に込めました。
令和5年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月
校長 加藤 彰吾
更新日:2023年04月19日 10:14:05